宇都宮市Ⅰ類Aの2次試験が26~29日、行われている。
1次の集団面接では、夕方の時間帯になると、受験者から「面接官が明らかに聞いていなかった」とか、グループによって挙手だったり指名だったり面接方法が異なっていて、有利不利があったとかの話を聞いた。
今回さらに驚くべきことをやってくれた。27日~29日の個人面接の時間帯を指定する紙に、受験番号のほかご丁寧にも個人名も記載されていた。今どきの子はメモ代わりに写メで記録するから、今後、誰が合格し誰が不合格になったか一目瞭然になる。悪用する者はいないとは思うが、人権意識は大丈夫か、宇都宮市役所職員と言いたくなる。ミスを補うチェック機能も働いていない。
宇都宮市の試験はカンタンだから、転職希望者にはよい試験である。そういう人材を集めるのには適している。しかし、栃木県庁の試験問題とは、大学と中学校くらいの差がある。長い年月の間には、県庁職員との学力の差、教養の差は非常に大きくなり、実務上も何らかの弊害が出るのではないか懸念してきた。今回の件が、弊害が現実のものになろうとしている証明でなければよいが。