鹿沼市の10月採用では、UPAの会員の方は、1次試験で全滅だった。ほぼ全員が鹿沼市以外の出身者だった。
変だな、おかしいなと思ったら、鹿沼市は、実にひどいことをやっていた。不合格になった人が点数を聞きに行ったのだが、唖然とする内容だった。
1次試験では、教養試験、集団面接、適性検査が課されたのだが、足切り点を設けていた。それ自体は、珍しいものではない。どこでも見られることだが、通常は、3割程度である。しかし、鹿沼市は違った。
教養試験は40点満点で25点以上、集団面接は45点満点で34点以上、適性検査は15点満点で足きり点は不明。このうち、集団面接の34点というのが、おかしすぎる。
その結果、どういうことが起きたか。
総合得点で1位のA君が落ちた。笑える。いや、笑えない。教養試験は9割以上正解して堂々の1位である。集団面接の点数を足きり点を下回るように「操作」したとしか思えない。ちなみに、A君は、面接の受け答えがシャープで、別の市役所にも合格している。ありえない。
B君も教養試験で8割とったが、面接の点数が「1点」足りなかったと言われたらしい。笑える。いや、笑えない。
A君と同じ集団面接のグループで、もごもごと要領を得ない受け答えをしていた人が、何とA君より高得点の34点以上をとったらしい。笑える。いや、笑えない。
このもごもご君は、最終合格するはずだ。完全な出来レースである。
もごもご君は何者なのか?そういえば、鹿沼市長選が終わったばかりである。選挙関係者の息子か。
いずれにせよ、鹿沼市は、良い人材をとり、育てる気がないようだ。
というわけで、今後、UPAでは、鹿沼市出身者以外には、鹿沼市の受験をお勧めしないことにする。
職員の採用行為は、行政庁の裁量行為だろうが、裁量の濫用逸脱は違法である。
文春さん、出番ですよ~(笑)。
追記 私の日記を見た別の受講生C君からも、「教養で34点とったのに落ちました」と連絡があった。その点数なら上位5人には入るでしょうに。ちなみに、彼も、鹿沼市より難しい他の市役所を勝ち抜いている面接上手である。
どの役所にも1人くらいは「誰が採用したんだ?」という「使えないやつ」はいる。1人の使えないやつのサポートのために、周りの職員は疲弊し、負の連鎖が続いていく。鹿沼市の未来は暗いかもしれない。
追記 A君は別の市役所で、ベスト5に入る成績で最終合格した(笑)。C君も最終合格した(笑)。めでたし、めでたし。
追記 当初文末を「鹿沼市の未来は暗い。」と書いたところ、おそらく鹿沼市民の方からお叱りの言葉を頂戴した。「鹿沼市の未来は暗いかもしれない。」に訂正させていただく。