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合格体験記

鹿沼市役所(22年度)

※◎は最終合格、○は1次試験合格

□S・Uさん(男)
□平成22年度 ◎鹿沼市役所、○栃木県庁(行政)

◆1次試験
□まず、公務員試験は高校の勉強(地歴、理科など)が基本です。わからなかったら、高校(又は中学校)の参考書を使った方が理解できます。また、現代社会は重要です。毎日の新聞、ニュースに目を通しておいた方が良いです。これは、面接や作文にも役に立ちます。
□試験の問題数は、判断推理や数的推理などを除き、各教科で1~2問がほとんどです。そのため、苦手科目を何時間もかけて勉強するよりも、他の教科にその時間を回す方が良い場合もあります。試験に出てくる全ての教科を勉強する必要は、必ずしもないです。(ただし、他のところで点を取らないと受かりません。)
□私の勉強方法は以下の通りです。
・時間・・・起床は5時位。6時位から勉強しました。1時間で10分位の休憩を入れて、1科目を大体3時間勉強。1日3科目ほどを勉強しました。勉強には、UPAのテキストしか使っていません。
・判断推理、数的推理、文章理解:ほぼ全ての公務員試験に出てくるので重要ですが、特に苦手意識はなかったので、テキストの復習を3周位しました。
・地歴、政治経済、社会:テキストを何周もしました。特に、地理は高校の時に勉強していなかったので、やや重点的に勉強しました。また、他の教科はテキストだけでなく、高校時代の教科書も活用しました。
・理科、数学:生物は、高校の時の教科書の復習をしましたが、他の科目は一切やっていません。
・専門試験(憲法、行政法、民法など):これは、高校での勉強はほとんど役に立たないので、一からの勉強でした。そのため、特に難しかったので、暗記が出来るようになるくらい、テキストは何周もして復習しました。

◆2次試験・3次試験
□論作文:市販されている、公務員試験論文の参考書を購入し目を通しておきました。いくつかは実際に自分で書いて添削をしてもらいました。また、新聞やニュースで報道されている事柄について、簡単に自分の意見をまとめるようにしました。
□個別面接:
・「○分で自己紹介・自己PR」、「志望動機」、「最近、関心を持っていること」などの定番の質問については、原稿用紙に書いて、その練習をしました。
・個別面接では、先に提出した自己PRカードを元にして質問されるので、それを提出する前に添削をしてもらい、コピーを取っておきました。
・面接では、声の大きさ、滑舌、挨拶、姿勢などが非常に重要です。声、話し方の練習はしていた方が良いです。実際、私は元アナウンサーの先生について、腹式呼吸や滑舌の練習をしました。
□集団面接:
・質問に対して、3つ位答えを用意しておいて、誰も言わなかったものを言うようにしました。どうしてもかぶったら、「前の人も言いましたが・・・」「私も同じような意見ですが・・・」と断ってから話しました。
・他の人が話している時は、その人の方を向いて聞きました。

◆メッセージ
□一口に公務員試験と言っても、その試験内容は様々です。試験によっては、専門試験があったり、教員採用試験のように試験内容が全然違うものもあるので、どれか1つに絞った方が良いです。私は、専門試験や教員採用試験の勉強もしましたが、時間が取れず中途半端になってしまいました。
□また、ほとんどの試験で試験日が重なるので、試験の日程はメモをするなどして、注意をした方が良いです。
□試験を受ければ、必ず合格する人と不合格になる人が出ます。前者になるには、勉強や試験対策が不可欠です。毎日勉強し続けるのは大変ですが、結果は後からついて来ます。自分を信じて頑張ってください。

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