平成25年度 ◎東京都庁Ⅰ類B行政 ○栃木県庁行政大卒(2次試験辞退)
◆経歴
合格時年齢27歳。国立大学卒業後、証券会社で2年半勤務し退職。
勉強期間約6ヶ月(11月~都庁一次試験まで)
◆UPAを選んだ理由
選んだ理由は2つあり、1つ目は生の講義を行って頂ける点、2つ目は信頼に値する先生であった点。の2つである。昔、Wスクールで某大手予備校に通っていたことがあり、生の授業もDVD通学も経験していた。その経験から、やはり生の授業を行う学校に通いたいと考え、学校選びを進めた。宇都宮市内に大手予備校の分校は多く存在するが、どれも通信通学やDVD通学であった。UPAは宇都宮市内で唯一?生の授業を行う学校であったため、UPAを選択した。
2つ目は信頼に値する先生であること。入学前にUPAで個別相談を行った時に、先生は本当に嘘偽りなく、特に勉強に対する厳しいことも包み隠さず、公務員に対する話をズバズバ仰っていた。
いい面しか話さない学校が多い中で、はっきりと物事を言ってくれる先生なら、信頼しても間違いないだろうと思い、UPA入学の意向をその時固めました。
◆一次試験対策
東京都の一次試験は、教養試験、専門試験、小論文で構成されています。
専門科目は通学、教養科目は通信という形を取りました。学校は11月から週に2回程度、授業のない日は図書館に朝9時半~19時まで通い、帰宅後2時間勉強。1日に約12時間は勉強したと思います。
専門科目は授業を受けたものの復習を中心に行い、頂いた問題集を最低でも5周は繰り返しました。振り返ると、先生に頂いた問題集で専門試験はほとんどカバーできていると思います。また、きちんと授業を受け、復習、反復を繰り返せば、必ず合格までの力はつくと思います。
教養科目は数的処理が教養試験の4割近くを占めるため、数的処理に重点を置きました。毎日必ず2時間は数的処理に時間をかけ、解くための方法やコツを頭の中に入れました。社会や理科などの科目は、1ヶ月で社会1科目、理科1科目終わらせることを目標に行いました。
小論文は大学院入試のときに勉強したため、特にしませんでした。また、他予備校の公務員模試を受けたときに、結果が全国10位くらいだったので、その時に自分の書き方は間違っていないし、この感じでやれば大丈夫だろうと思いました。ただ、時事絡みの問題が多いので、毎日の新聞、ニュース9は欠かしませんでした。
ちなみに大学院の時は樋口祐一著作の小論文テキストを利用しました。これは本当に使えるテキストだと思います(笑)
◆二次、三次面接対策
先生には面接対策として、面接カードの添削と模擬面接を行っていただきました。特に模擬面接での指摘は、本番に繋がる点が多く、助かりました。
一番印象に残っているのは、私が労働産業に興味があり、中小企業の支援を行いたいと一貫して主張していたのですが、模擬面接かシート添削時に、先生が『中小企業支援は市場介入になるんじゃないの?その点はどう考える?』と指摘してくださいました。市場介入を意識したことがなく、その時は明確な答えが出ませんでした。面接までの間に自分なりの答えを出したのですが、内心では(まさか本番でそのような質問はしてこないだろう。)と思っていました。
が、まさかのまさかで全く同じ質問を三次試験時に受けました。上手く答えることが出来ましたが、先生が市場介入という点を私に指摘していなければ、市場介入について検討もしなかったし、本番で上手く答えることは出来なかったと思います。
この時は本当に先生のおかげと心から思いました。
◆反省点
東京都の教養過去問を眺めたときに、世界史が過去3年ぐらい出ていないので、世界史は出ないと勝手に踏んで切りました。そしたら、今年は日本史の出題がなく、世界史の出題という悲惨な結果になりました。楽をしようとしたことが災いしたと反省しました。
◆UPAでよかった点
1つ目は上述した通り、信頼に値する先生であることです。いいことも悪いこともはっきりここまで伝えてくれる先生は他にいないと思っています。
2つ目は質問に対するレスポンスの速さです。分からない点をメールで質問すると、どんなに遅くても次の日、早いときは1時間以内に返信が来ました。ここまで小まめに反応していただけるのはなかなかないと思います。
◆メッセージ
公務員は絶対に負けないという気持ちがあれば受かると思います。ここまで才能や能力ではなく、努力でどうにかなる試験も珍しいのではないかと個人的には思っています。(質ではなく量の問題だから)
合格発表までは本当に苦痛でしたが、素晴らしい先生に出会えた事や、乗り越えたときの気持ちよさを考えると決して悪いものではないと思いました。