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塾長きまぐれ日記

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違憲状態

 先日、参議院議員選挙の1票の価値をめぐる最高裁判決があり、4.77倍を違憲状態とした。
 現在、衆議院議員総選挙が行われているが、2.14倍の格差があり、裁判になれば再び違憲状態と判断されることだろう。
 衆議院も、参議院も、違憲状態。民主主義は、国民の多数意見を中心に決定されるから正当とされるわけだが、日本ははたして民主主義国家と言えるのか。
 10万の有権者をもつ選挙区4つ、47万人の有権者をもつ選挙区1つをつくる。前の4つではA党、後ろの1つではB党が勝ち、国会の多数決で、4:1で、A党の主張が通るわけだが、有権者の合計では、40万対47万で逆転する。これが、やや極端だが、4.77倍の意味である。
   彼らがつくった法律は、本当に有効なのか。彼らが選んだ内閣総理大臣は、本当にその資格があるのか。
 税金を苦しみながら納めている身としては、腹立たしいことこの上ない。実にいけん。