昔の受講生で、大学4年のときに合格した就職先を親が拒否し、その後、就職活動がうまくいかず、UPAの講座を受講してもダメで、30近くまでフリーターを続けている人がいた。偏差値が70くらいのいわゆる一流大学卒だったが、気の毒だった。
そういえば、親に勧められ、医学部を9浪した子がニュースになった。
自分がかなえられなかった夢を子どもに託すという「代償」は、親の一人として気持ちはわかるが、慎まなければならない。
最近、子どもは就職先としてCを望んでいるのに、心配した親がAもBも受けろと強要する姿をみた。
Cならば、本人の第一志望で、学校でも学んでいることをそのまま活かせ、準備期間も十分あり、難易度も高くない。もしCがダメなら、Cに関連した就職先も多数ある。
Aは全くの専門外で、Bは準備期間が足りないように思えたので、そう伝えたが、受け容れられなかった。
AやBを受験することで、Cの合格可能性も下がりそうで、子どもが気の毒だった。
子どもの人生は、子どものものだけどね。