台風19号が通り過ぎて、今朝は晴天、気持ちがいい。
昨日は、午前も、午後も、夜も、すべて休講にした。
宇都宮の自宅は、川から遠く、安全地帯にある。連絡をし終ると、ヒマになって、昼過ぎから酒を飲み始め、妻から顰蹙を買った。
夕方、台風関連情報をTVで見ていると、さいたま市でアパート暮らしの娘の近くには荒川が流れていたことを思い出し、急に不安になった。
離れて暮らしていると、よくない連想が強まる。念のため、避難場所に指定された埼玉大学へ行くよう勧めた。
もう50年も前、小学校低学年のとき、父の転勤の都合で、鹿児島県の種子島に住んでいた。
種子島と言えば、鉄砲伝来、ロケット基地、そして、「台風銀座」である。
当時、台風が近づく前に、窓にべニア板を打ち付けていた大人の姿を思い出す。
ろうそくの灯りの下で、雨風の吹きすさぶ音を聞いた夜のことも。怖いような、わくわくするような夜だった。
少年時代の台風に比べ、近頃の台風は、意地の悪さを感じる。
温暖化の仕返しに来たような。