手元の入会申込書には、「18歳」と記載されているが、実際の年齢は「27歳」である。
年齢詐称ではない。入会してから、9年が経過したことを示している。
20歳前後の頃は、何か所か1次試験には合格したが、2次試験合格ではねられた。
受講が終了して1~2年が経ち、忘れたころに、「面接練習してください」とメールが入る。
面接の受け答えは、どんどんうまくなり、直すところはほぼなくなるが、不運が重なり、なかなか合格できない。
そんなこんなを何度も繰り返して、いつの間にか9年。「合格したら、最長記録ってことで気まぐれ日記に書いてくださいね」と頼まれた。
そして、ついに、おそらく十数回目のチャレンジで、栃木県庁大卒程度に合格した。
長く交際している彼女からの「早く合格して結婚する」というプレッシャーからも解放された。
あきらめないで、よかったね。