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塾長きまぐれ日記

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栃木県庁の逆襲

 かつて、6月の第4日曜日に、栃木県庁1次試験と宇都宮市1次試験が実施されていた。
 2007年、宇都宮市は突然、1次試験を5月中旬に繰り上げ、教養試験の内容を民間企業並みに引き下げた。
 ただし、宇都宮市の2次試験は、6月の第4日曜日に実施されたので、栃木県庁と宇都宮市の両方に合格することはできなかった。
   この間、UPAに受験相談に来られた方は、栃木県庁に強い意欲がある方を除き、宇都宮市を第一志望にする方が多くなった。教養試験・専門試験の準備に雲泥の差が出るからだ。
 あれから十数年。さらに少子化が進んだ。ここ数年は空前の売り手市場で、公務員ではなく民間企業に流れる学生も増えた。栃木県庁としては、優秀な人材を確保することに危機感を覚えたのではなかろうか。
 栃木県庁は2019年4月から、宇都宮市と同様に民間企業並みの教養試験で採用する特別枠を開始すると発表した。10名採用するようだ。
 宇都宮市の1次試験は例年通りなら5月12日、栃木県庁特別枠の2次試験は5月18日・19日なので、両方に合格できる人も出てきそうだ。
 栃木県庁特別枠試験の実施で、どのような影響が出るだろうか。
 会員の方に不測の事態が生じないよう、例年以上に注意したい。