権力機関の悲しいところ、難しいところは、適切な批判者が得にくいところである。
今年度の栃木県教員採用試験には、いろいろ文句をつけたい。
一般教養と小学校4科については、問題の偏りが見られた。
物理では、赤外線、虹、全反射と電磁波に関係する分野が3問。
化学では、融点、沸騰と状態変化に関する問題が2問。
物理・化学とも、4問しか出題しないのに、この偏りは、問題だと思う。
試験監督の気配りのなさにも一言。
1次試験では、試験監督がすぐ近くに居座って、気が散ってしょうがなかったという声があった。
2次試験の集団討論では、試験管が席を移動するとき、あまりにも受験者の近くを通り、否が応でも視界に入ってやりにくかったという。
極めつけは、ある面接官が試験会場で知り合いの受験者を捕まえて、「(面接官の)〇〇先生に紹介するからついておいで」ということを平然と行っていたということだ。呆れかえる。