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塾長きまぐれ日記

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塾長きまぐれ日記

余波

 参議院議員の選挙区選挙で、鳥取県と島根県、高知県と徳島県が合区になったのは、1票の格差を縮小するためとはいえ、大義名分のない差別的扱いであった。全国平等に、衆議院比例代表選挙のブロックと同じ範囲にするとか、抜本的に改革すべきであった。
 今年の通常国会で、その合区によって地元から立候補できなくなった候補者を比例代表で特別扱いできることにし、比例代表の定数を4増やした。
 一度おかしなことをやると、負の連鎖が始まる。どこぞの政治家が嘘をついたおかげで、うその上にうそをつかなければならなくなった構図と同じである。
 参議院議員の定数増は、「政治」の科目のテキストの変更を迫る。手直ししながら、余計な作業を強いられたとばっちりを嘆く。
 よい改正なら、それは感じないのだが。