先日、栃木県の中学校の英語教諭を受験している方が受験相談に来られた。まだ1次試験を突破したことのない方である。専門試験が合格ラインに届いていないという自己分析をされていた。
UPAにもこれまで中高の英語教諭を目指す方が来られたが、なかなかの難関である。英語力が必要なのは当然として、それをどう教えるか、生徒をどのように導きたいかが高いレベルで問われる。
海外研修に行けば英語力は身につくだろう。講師をすれば、授業力や生徒指導力を高めることができるだろう。それでも、やはり難関である。
比較的確率が高いのは、遠回りでも、小学校教諭の免許を取得して、倍率の低い小学校教諭にまず合格する方法がある。異動で中学校教諭になれる可能性もある。
特別支援学校の教員免許を取得する、または、特別支援学級の担当を1年間務め、一般教養と集団面接を免除されて受験する方法もある。この場合、合格後10年程度は特別支援学級の担任として勤務することになるらしい。
受験倍率の低い他の都道府県で合格し、2年間以上勤め、3年目以降に、1次試験免除で受験する方法もある。
一長一短があり、何とも言えないが、数年後には募集定員が減少し始めるという話もあり、早目に判断した方がよいと思われる。