床屋に行こうと外に出たら、晴れていた。朝はあんなに曇っていたのに。 JR東海なら、「そうだ、京都に行こう」となるかもしれないが、浮かんだのは、「そうだ、洗濯物」であった。 同居していた妻の母の体力が衰え、代わって朝の味噌汁つくりをやるようになって、2年。 その母も他界し、妻も働いているため、洗濯物を気軽に外に干して出かけられなくなった。 自宅と教室は車で5分。洗濯物を外に出し、散髪を終えて帰ると、いい塩梅に乾いていた。 仕事をリタイアしたら、主夫になるのも悪くない。