民間企業を退職して、公務員受験に挑むというのは、一つの道である。
ただ、その賭けが1年目に成就しなかったとき、どうするか。
面接のことを考えると、あるいは、人生のリスクをヘッジするという観点からすると、2年連続で無職のまま受験するというのは、お勧めできない。
できれば、営業職など人と接する仕事(できれば正社員で)に就いて、2年後ぐらいに再チャレンジするのが良いと思う。
もう一つは、地域おこし協力隊への応募である。
地域おこし協力隊の活動する地域、仕事内容はさまざまだ。ネット上では、今日の段階で100以上の自治体が募集している。1~2年間、地域おこしに従事し、その間給与も支払われる。そのまま、その地域に定住してもよし、公務員になって出身地の地域おこしに還元してもよし。地方創生のためにも、非常に良い税金の使われ方だと思う。
もちろん見知らぬ土地や未体験の仕事ゆえ、苦労は大きいだろうが、有形無形の財産を手に入れることができるだろう。
テレビドラマ「ナポレオンの村」の主人公のように、地域の隠れた良さを再発見し、活性化させる人材を数多く輩出してもらいたいものだ。