「下町ロケット」の原作を読んだ。そういえば、私は小1~小3の間、父の転勤で、ロケット発射基地のある種子島に住んでいた。今のH2AやH2Bとは異なり、小さなロケットが時々打ち上げられていたように記憶している。岩に張り付いたトコブシを焼いて食べると美味かったっけ。
朝、朝食の用意をしていたら、台所の電気が突然切れた。予備の蛍光灯を入れても、一瞬点いてすぐに消えてしまう。どうやら、器具本体がダメになったようだった。築20年以上経つから、あちこち傷んでもしょうがない。
昼過ぎ、日曜大工の得意な妻の母の弟が来ていたので、手伝ってもらうことにした。
ヨドバシでは、蛍光灯タイプは扱っておらず、LED対応器具しか販売していなかった。これも、時代の流れか。多少高いが、電気代は浮くし、やむを得まい。
店員には、電気工事士に頼んだ方がよいと言われたが、自分たちでやってみることにした。
アダプターを天井に取り付け、電線を差し込み、本体をはめ込んで、1時間以上悪戦苦闘の末、ようやく点灯した。
ロケットを発射する最終場面は、TVより原作の描写の方が感動した。日本の中小企業の技術力は、同じ日本人というだけで、誇りに思える。
なぜ、小学生のときにロケットを間近に見ていたのに、私は技術者になろうとか思わなかったのか。それは、理科が苦手だったからに、ほかならない。
ロケットをとは比較にならないが、今日は、電気器具を取り付けるという些細なことで、ある種の達成感を得ることができた。