昨夜、NHKのニュースの中で、「褒められたい日本」のことが話題に上がっていた。
確かに最近、ネット上で、外国人が日本のマナーやら、製品やら、環境やら…を褒めてくれる記事をよく見かける。
私も、ついついクリックし、少し気分が良くなる。東日本大震災のとき、日本人がパニックを起こさず、非常に冷静だったという賞賛記事が載ったあたりから、その手の記事が増えてきたような気もする。
ものづくり大国日本の優位が崩れてきて、日本人は外国から褒められたがっているという分析があった。
それに異論を挟む気はないが、もともと日本人はそうなのだと思う。とりわけ、イチローやまーくん、香川の活躍や不調に自分の身内にように一喜一憂するひとは多い。もちろん私も。
気をつけなければいけないのは、そのような記事がアクセス数を増やし、広告収入を得る目的で作られていることだ。外国のブロガーの記事から、日本人を褒める記事だけかき集め、批判するものは無視されがちだ。
王様にでもなったような気分だが、実は裸の王様になりかねない。