買い物を終えて、自宅に帰る途中、押しボタン式の横断歩道のところで、赤になり、やや強めにブレーキを踏んだら、後部座席に置いてあった買い物バッグが前のめりに床に倒れた。慣性の法則とやらである。
「ついてない」とぼやきながら、車の床に落ちた食材を拾い集めていたら、時計が出てきた。心拍数や睡眠時間などが測れるやつで、外で失くしたとばかり思って、諦めていた。ラッキー。禍福は糾える縄の如し。
4か月ぶりに充電して、スマホ画面を見て気づいた。あれ、「スマートウォッチを探す」という機能がある。なーんだ。時代遅れの自分を知る。