今朝、NHKニュースで「脱コル」の特集をやっていた。
脱コルセットの略。女らしさ、男らしさといった社会的圧力から自由になって、自分らしく生きること、のようだ。
ニュースに登場した女性の中には、化粧をしない、ムダ毛処理をしないというひとがいた。
社会がそれらを女性に対して強要するが、私はそれを拒否して、したいようにするのだという。
昔、妻と「女は男のために化粧するのではない、女の目を気にするからするのだ」といった会話をしたような気がする。
果たして、女性が化粧をするのは、(男)社会の強要なのか、同性の目を気にするからなのか、はたまた本人が自分を美しく見せたいためか。
さらに、ジェンダー論を飛び越え、「脱コル」のいう自分らしさは、身だしなみ、マナーといった社会常識と緊張関係を生じることもあるだろう。
「脱コル」のポイントは、社会から強要されないところにあると思われる。それは、新しい生き方や価値観を考えさせるきっかけにもなる。
そういえば、卒論のテーマに悩んでいる受講生がいた。「脱コル」はどうかな?