非常勤講師をしている専門学校の卒業式があった。
御多分に漏れず、卒業式はできるだけ少人数で、という要請に従い、卒業生と常勤講師のみで行われ、私は出席できなかった。
その後、夕刻から予定されていた学科ごとの謝恩会が昼間に行われ、こちらには参加できた。
ウィルス対人類の全面戦争の様相を呈してきたが、人類は勝てるのか?
人類が最終的に勝てたとして、それまでに何人が犠牲になり、何社が倒産に追い込まれるのか。
謝恩会では、消防士の教養試験を奇跡的に突破した女子学生と再会することができた。
私は、合格させたい余り、詰め込み過ぎる傾向があるが、それを考えさせられた学生である。
そういえば、私ももうすぐ60で、講師を続けたとしてもあと数年ではないか。
詰め込むという手法ににとらわれず、小学生のように楽しく学び、合格する方がずっとよい。
それによって、多少、時間が延びてもやむを得まい。
実際、小学生のレベルまで戻ってみることもアリだと思う。
あと何年続けるかは、自分で決めるつもりだが、ウィルスの影響で早められるのは避けたい。が、しょうがないこともある。