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塾長きまぐれ日記

宇都宮市採用試験の3つのジンクス

 昨日、宇都宮市Ⅰ類Aの1次試験合格発表があった。行政だと例年、2次発表で約100人に絞られ、3次発表で約65人が合格することになる。気が抜けない闘いがまだまだ続く。

 2次試験に進むのはめでたいことだが、今年度2次または3次で不合格なら、来年度の1次試験も不合格になることが確定することになる。よって、2年分の重みがあることになる。これが1つめのジンクスだ。
 昨年度1次試験を突破したがその後不合格になり、今年度はUPAに入会し、入念な準備をした方もジンクスの壁を突破できなかった。
 市の人事担当者だった方を親戚にもつ受講生の話によると、実はこれはジンクスではなく、そういう採用方針をとっているらしい。
 昨年度2次・3次で落ちて、今年度こそはと臨んで落ちた方は、だから、ショックを受ける必要はない。
 なお、このジンクスは、Ⅰ類A行政に限ったことで、技術職やⅠ類Bでは2年度連続1次試験を突破している。
 2つめのジンクスは、Ⅰ類A行政は、大卒以上でないと採用しないのではないか、というものだ。
 サンプル数が少ないので、たまたまかもしれないが、高卒・専門学校卒の方で、1次試験を突破できた方はいない。
 このジンクスもⅠ類A行政に限ったことで、技術職では工業高校出身の方が1次試験を突破している。

 3つめのジンクスは、これは社会常識上当然かもしれないが、大学卒業後、4月から民間企業に正社員として入社したひとが5月の宇都宮市の試験を受けると、1次試験で不合格になるというもの。
 企業は新入社員を一人前にするため、投資をしている。それを宇都宮市が横取りし、企業に損失を与えるようなことをすることはまずあり得ない。
 最低でも1年間は民間企業で修行して、捲土重来を期すべきである。

 努力すべきタイミングを外したり、手順を間違ったりすると、優秀な人でも、迷路に入り込んでしまうこともある。
 宇都宮市を志望する方の参考になれば、と思う。