モツ丼

　さいたま市で勤務が終わった息子を拾い、高速道路を乗り継いで、鹿島でのサッカー日本代表親善試合を観に行った。
　ハーフタイムに、私はたこ焼きを、息子はモツ煮を買う段取りになったが、モツ煮は売り切れだったらしく、代わりにモツ丼を渡された。メタボの進行を食い止めたい私としては、別の物がありがたかったのだが。
　モツ丼。甘辛く煮られたモツがご飯の上にどっさり載っていて、3口で飽きたが、何とか完食した。
　一つには、食べ物を粗末にしないという信条があるからであり、一つには、この春社会人になった息子から、生まれて初めてゴチになったものだからだった。
　帰り道、渋滞を避けて脇道に入ったら、行き止まりで、おまけにバックしようにも道が細く、畑に落ちそうになるハプニングもあったが、全行程約400kmを走り切った。