朝、日課である味噌汁をつくり、娘の朝食用にうどんを煮て、頭痛の妻に代わって弁当用の卵焼きを焼いた。
夕方、買い物をして、ひき肉と刻んだショウがを炒めて、ふりかけをつくった。
若い頃は、そんな時間があったら、もっと別の有意義なことをすべきだと考えていて、家事はしぶしぶやっていた。その実、有意義なことは大してやらなかったように思う。
中年になり、有意義に本を読むことより、料理のようなものをつくることの方が楽しくなってきた。
ひとに大きな迷惑をかけない限り、好きなことをして過ごすのがよい。